成績を上げるための「環境づくり」

 

学習環境を見直して成績をアップさせよう

一生懸命勉強しているのに成績が上がらないと悩む人は、一度自分の学習環境を見直してみるのがおすすめです。

自分では気づかないうちに、勉強の能率を下げている原因があるかもしれないからです。

ただし、環境を整えれば楽をして成績が上がるわけではありません。

スポーツと同じで、勉強も日々の地道な練習を積み重ねることで初めて実力がつきます。

楽をして成績を上げる魔法のような方法はないのです。

環境づくりの基本は、勉強の集中を邪魔するものを身の回りからなくすことです。

本番のテストに近い環境で勉強できるように、何が必要かを確認することが大切です。 

筆記用具の選び方で集中力は変わる 

勉強の効率を上げるために、まずは筆記用具をチェックすることが大切です。

すぐに芯が詰まるシャープペンや、短くなった鉛筆などは使わない方が賢明です。

鉛筆を使うなら、勉強前に何本か削っておき、勉強中に削る時間を取らないのが鉄則です。

また、シャープペンなどに鎖がついていて、文字を書くたびに音が鳴るようなものも避ける必要があります。

些細な音でも集中力を妨げる原因になります。

勉強に没頭するためには、シンプルで使いやすい道具を選ぶことが重要です。 

よく消える消しゴムでストレスを減らす
 

消しゴム選びも非常に重要なポイントです。

小さくなったものや、角が丸くなって使いにくいものは新しくするのがおすすめです。

消えにくい消しゴムを使うと、ノートが汚れたり、紙が破れたりしてしまいます。

また、消し残した部分に文字を書くと誤字の原因にもなります。

こうした小さなストレスが積み重なると集中力が途切れてしまうため、軽い力でよく消えるものを用意しておくのが理想的です。

ペンケースの中身は必要なものだけにする 

ペンケースを確認すると、勉強に対する姿勢が見えてきます。

壊れかけたペンや消しゴムひとつをポケットに入れているような状態では、勉強する準備ができていません。

まずは自分の道具を大切にし、必要なものをきちんと揃えるところから始まります。

一方で、中身がはちきれそうになるほどペンを詰め込むのも考えものです。

本当に必要なものだけを厳選して入れるのが、スマートな勉強の第一歩となります。
 
カラーペンの使いすぎには要注意 

いろいろな色を使って綺麗なノートを作ろうとする人がいますが、色の数が多すぎると、どこが重要なのか分からなくなります。

「ただ綺麗だから」という理由だけで色を使い分けるのは効果的ではありません。

いちばん大事な事項は赤、補足は青など、自分の中でルールをあらかじめ決めておく必要があります。

ペンケースの中には、シャープペン、消しゴム、丸付け用の赤ペンと青ペン、そして蛍光マーカーが3色ほど入っていれば、それだけで十分に事足ります。
 
丸付けと間違い直しは赤ペンで 

問題集の答え合わせや解き直しには、赤いボールペンを使うのが基本です。

脳はこれまでの経験から「答え合わせは赤色で行う」と認識しているため、他の色を使うと混乱を招くことがあります。

また、太すぎるサインペンも避けた方が無難です。

ペン先が太いと、問題の余白に細かい解説や正しい答えを書き込むスペースがなくなるからです。

丸付けはただの作業ではなく、自分の弱点を克服するための大切なステップになります。
 
テストと同じ環境を普段から意識する 

音楽を聴きながらの「ながら勉強」は、避けるべき習慣です。

本番の試験会場には音楽など流れておらず、誰もが静まり返った環境で取り組む必要があります。

普段から静かな環境で集中する練習をしておかなければ、本番で実力を発揮できません。

ガムやお菓子を口にしながらの勉強も控え、本番の緊張感に近い状態を普段の生活から作っておくことも大切です。
 
小さな工夫が大きな成果を生む 

ここまで紹介した道具や環境のほかにも、見直せる点はたくさんあります。

たとえば机に向かう際の背筋は伸びているでしょうか。

ノートに落書きをして時間を浪費していないでしょうか。

友達とのおしゃべりに夢中になっていないでしょうか。

環境を整えることは、自分の日々の行動を見直すことと同じです。

小さな工夫を積み重ねていくことで、毎日の勉強の質は劇的に変わります。

できることから始めて、目標の成績アップを達成していくのが理想的です。