最高点を「実力」に!やる気を引き出す目標の立て方
何のために努力しているのかが見えなくなると、勉強そのものが嫌になってしまうことも少なくありません。
「次のテストで何点取る」「次の順位をいくつ上げる」といった具体的な目標を持つことこそが、前向きに取り組み始めるための最初の一歩となります。
具体的な目標を見つけるために、まずは学校で行われる小テストや定期テストの結果をしっかりと意識することから始めましょう。
勉強に対して苦手意識が強い生徒ほど、返却されたテストの結果を見ようとしなかったり、無関心になってしまったりする傾向があります。
点数が悪かったときほど現実から目を背けたくなるものですが、まずは現在の自分の立ち位置を客観的に受け止めることが、成長への出発点として非常に大切です。
最高点を「本当の実力」と捉える
また、定期テストの結果を見てみると、毎回安定しているわけではなく、点数に激しい浮き沈みが見られる生徒も珍しくありません。
中学3年生の進路指導の場面などでは、進学の安全性を第一に考えるため、どうしても点数が低かったときの成績を基準にして志望校を選びがちになります。
しかし、日頃の学習において生徒の学力を伸び伸びと育てていくためには、周囲の大人たちの捉え方を変える必要があります。
「一番良かったときの成績こそが、この子の本来の実力である」と肯定的に捉える方が、結果として本人のやる気を引き出し、効果的に学力を伸ばすことにつながるのです。
偶然と否定することの弊害
せっかく良い点数を取ったにもかかわらず、「今回の結果はただの偶然だ」「たまたま運が良かっただけだ」と本人や周囲が否定的に考えてしまうのは、非常にもったいないことです。
こうした消極的な姿勢は、生徒の自信を奪い、さらなる成長を妨げる原因にもなってしまいます。
過去最高を基準にする肯定の力
過去最高の結果は、その生徒が努力して到達できた素晴らしい実績であり、まぎれもない現在の実力です。
それを本人の基準点として認め、認めた上で「次はこれを超えよう」と新しい目標を設定していくことが、さらなる成績向上を達成するための確かな第一歩となります。
否定ではなく肯定から始める視点こそが、次への大きな原動力になるのです。

