言葉でブレーキをかけない

言葉のブレーキを外して、一歩前へ踏み出すために

問題を解く前から
「できない。」
「分からない。」

日常の学習や何かに挑戦する場面で、問題を解き始めるよりも先に「できない」や「分からない」とつい口に出してしまうことがあります。

こうした言葉を口にする時、実際にはまだ問題を丁寧に読んでいないことがほとんどです。

内容を深く理解しようとする前に、自分自身で「これは難しいものだ」という決めつけを行ってしまっているのです

このような状態が繰り返されると、問題を前にするたびに「できない」と言うことが一つの習慣になってしまいます。

本人も気づかないうちに、無意識のうちに言葉がこぼれてしまうようになるのです。

それはまるで、問題を解くためのスタートの合図ではなく、思考を止めるための「号令」のようになってしまっています。

しかし、こうした否定的な言葉を口にすることは、本来なら解けるはずの問題であっても、自らの手で解決のチャンスを遠ざけてしまう結果を招きます。

「できない」や「分からない」と問題を解く前に言うことは、これから働こうとしている脳に対して「もう考えなくていい」というストップの命令を出しているのと同じです。

これを車に例えて考えてみると、その不自然さがよく分かります。

車を走らせようとしてアクセルを踏もうとしているのに、同時に足で力いっぱいブレーキを踏み込んでいるような状態です。

いくらエンジンを動かして前に進もうとする意思があったとしても、ブレーキを強く踏み続けている限り、車が前進することはありません。

私たちは、何か新しい行動を起こそうとする時に、知らず知らずのうちに自分の言葉で自分自身にブレーキをかけてしまいがちです。

特に、こうした反応が癖になり、習慣化してしまうことは、自分の可能性や成長を妨げることにつながるため、避けなければならないことです。

物事を前へと進めるためにまず必要なのは、自分からブレーキを踏まないように意識することです。

そして、「まずはやってみよう」という前向きな気持ちを持ち、しっかりとアクセルを踏み込むことが大切です。

言葉というものは、使い方次第で自分を止める壁にもなれば、背中を押す力にもなります。

まずは言葉によるブレーキを外し、思考をスムーズに動かすためのアクセルを踏むことから始めてみましょう。

そうすることで、今まで「できない」と思い込んでいた壁も、少しずつ乗り越えていけるようになるはずです。