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文字式は小学生の低学年から

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  静岡県では9月初旬に中学3年生は学力調査テスト(静岡県統一テスト)があります。 数学において必ず出題される連立方程式の利用(文章問題)の対策をしていて気づくことがあります。   簡単な個数問題を文字式で表すことができない。 その結果、方程式を立てることができない。 そのため、連立方程式の利用はできない。 という結果になってしまっている。 ということです。   簡単な個数問題を文字式で表すことができない。 とはどういうことなのか。 極端なことを言うと、80円のみかんをa個買った時の代金の80a円が表せないということです。   文字式は小学6年生の「文字と式」という単元で学習します。 これは中学1年生で学習する文字式の基礎として学習します。 この時にもう数量が文字を使って表すことができないということが出てきます。 数量を文字で表すことはそんなに難しいことではないと思うかもしれません。   しかし、前述の文字式を問題として 80円のみかんをa個買いました。 代金はいくらですか。 という問題にして尋ねてみます。   80a円とすぐに答えられると思うかもしれません。 しかし、文字式を使うことが苦手の場合にはすぐに80a円と答えることができません。 この時、「1個の値段×個数=代金」という概念がないということが文字式で表せない要因の一つになります。   そこで、文字を使わないで、a個の代わりに実際の数で尋ねてみます。 みかんが2個では代金はいくら。 と尋ねます。 すると160円と答えます。 そこで160円はどのような式を使って求めたのか。 式を尋ねます。 すると、その式 80円×2個 が分からない。 となります。   160円という答えは出るけれども、どのような式で出したのかが分からないのです。 「1個の値段×個数=代金」が理解できていない。 ということになります。   今回の例は極端な例ですが、答えは分かるが式は分からない。 ということの要因は小学生の低学年から始まります。   答えを求めることを重視しすぎ...

勉強のコツ

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    勉強したのにテストで良い点が取れなかった。 勉強してもテスト結果がよくないから勉強しても無駄だ。 と言う人がいます。   しかし、自分では勉強しているつもりでも客観的に見ればそれほど勉強はしていない場合が多くあります。 自分は勉強しているつもりでも、客観的には勉強していない。 そうであれば、勉強方法をもう一度見直してみる必要があります。   勉強方法については個人差がありますので、このようにすれば良いという決定打はありません。 色々な方法を試して自分に合った勉強方法を見つけていくしかありません。   しかし、勉強ができる人には共通した勉強のコツがあります。 そのことは知っておく必要があります。   それは、勉強して間違えたところをしっかりと理解するようにしていることです。 問題を解いて間違った箇所や理解できなかった箇所は徹底的に理解しようとしています。 できない人は残念ながらそのようなことがなされていません。   勉強してもできないと思っている人は間違った個所を理解しようとする意識を持たなければなりません。   そんなことを言っても分からないことは理解できない。 そんな気持ちも分かります。 ですから、まずは理解しようとする意識を持つことから始めます。   問題を解いて、丸付けをして、間違ったところにはバツをつけて、それでおしまい。 間違った所の正しい答えを書きなおして、それでおしまい。   これではできるようにはなりません。 問題を解いただけでしっかりと勉強した。 と思ってしまうと勉強しているのにテスト結果がよくない。 ということになります。   まず、自分の力で問題を解いてみます。 その後、答え合わせをして間違えたところの問題をよく読みなおして理解するようにします。   しかし、問題を解いて間違えたところや分からないところが多い場合は答え合わせをじっくりとして理解することなどできません。 そのような場合、ただバツをつけるだけになってしまいがちです。   そうならないようにしなけ...

映画「グリーンブック」2018年度作品

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  映画を観るまで グリーンブックというガイドブックがあったことも知らなかった。 しかも、それが黒人旅行者を受け入れるホテルやレストランなどの一覧が掲載された本のことなど当然知らなかった。   そして映画を観て自分がいかに幸せなのかを知った。   映画は1960年。 天才黒人ピアニスト、ドクター・シャーリーがイタリア系男、トニーを運転手兼マネージャーとして 雇い、当時あえて黒人差別の強い南部でのピアノコンサートツアーを行うという実話に基づいた映画。   テーマの 1 つは現在も根強く残っている人種差別。 1960年当時のアメリカ。 リンカーンが奴隷解放宣言をして約100年経ったアメリカの南部では依然として黒人差別が行われていた。   その南部へピアニストとして演奏旅行をするのだからドクター・シャーリーはピアノ演奏では拍手をもらうが、演奏以外では黒人扱いなのでひどい仕打ちを受ける。   彼はカーネギホールの上階の高級マンションに住んでいる高名なピアニスト。 それなのに、何故あえて黒人差別の強い南部でコンサートを行う計画を立てたのか。   それが2つ目のテーマではないかと思う。 答えは語られないが。   人種差別を扱った映画「シンドラーのリスト」「戦場のピアニスト」と違う。 そこが同じ人種差別を扱った映画なのに観ている時に変な重さがなくまた後味がよい。   それはどうしてか。 それは、ドクター・シャーリーは自分から黒人差別のひどい渦の中に飛び込んで行った。 自分からひどい差別を受けるような機会を作った。   高級マンションに住んでピアノの演奏をして豊かに暮らすことができる。 それなのに何故か。   山崎豊子著「二つの祖国」の匂いがする。 日本人なのにアメリカで育ち、アメリカ人からはアメリカ人とは見られず。 日本人からは日本人と見られない。   それと同様なことがドクター・シャーリーにもあったのかもしれない。 黒人なのに富裕層。 普通の黒人からは黒人とは違うと思われる。 そして、ピアノ演奏の能力は認めるが、他は...